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インド:アッサム出身初のパウロ会司祭誕生

 2024年2月4日、アッサム州ボンガイガオン教区にある聖ミハエル・ルア カトリック教会において、ダミヤン・ボルゴアリー助祭が司祭に叙任されました。これはアッサム州出身の聖パウロ司祭として初、そして彼の出身教区からは2人目の司祭誕生となります。

 司式を務めたトーマス・プルッピッリ枢機教は、ボルゴアリー氏に祝福を与えました。聖霊が穏やかな鳩のように降り、彼をもう一人のキリストへと変えるよう祈りを捧げました。6,000人を超える熱心な信者が、叙任式に参列し、祈りを捧げながら見守りました。喜びと敬虔な雰囲気の中、信者たちは目の前で展開される神聖な神秘を体験しました。心が高揚し、信仰が新たに燃え上がった会衆は、ボンガイガオンのブドウ園に神の新司祭が誕生したことを喜びました。

 その後、叙任されたボルゴアリー司祭と来賓たちを称える華やかな祝賀会が行われました。プルッピッリ枢機教は祝辞の中で、聖パウロ会がデジタルメディア、チャットGPT、人工知能を効果的に活用して北東インドの教育と福音化に貢献するよう呼びかけました。ジョビー・マシュー管区長は、新たに叙任された司祭を祝福し、「数年前にボンガイガオン教区は若いボルゴアリー氏を聖パウロ修道会に送り出してくれました。そして今、私たちは彼を聖パウロ司祭として教区に返還します」と述べました。

 ボルゴアリー司祭は2月5日、故郷のノース・ディゴールドン村で初ミサを執り行いました。新しく叙任された司祭は、様々な伝統的な北東部舞踊で盛大に迎えられました。この初ミサには、ボンガイガオン教区司祭数名、修道女たち、インド各地から集まった聖パウロ司祭・修道女たちが参加しました。ノース・ディゴールドン村のキリスト者コミュニティからの数百人の信者たちが、大きな喜びと歓びをもってこのイベントを祝いました。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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