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メキシコ:志願者の入会式と誓願の更新が行われました

 聖パウロ修道会の創立110周年を記念して、8月17日(土)にグアダラハラのコミュニティで、若いアルフレド・アルメンダリスがアスピラント(志願期)に進み、サミュエル・サモラがポストラント(修練準備期)を開始しました。両者は、管区長によって迎え入れられました。

 その翌日、8月18日(日)の主日ミサでは、パウロ家族や近隣の信徒たちが参加する中、ダミアン・ペレス・ドミンゲス氏が聖パウロ修道会での5回目の誓願を更新しました。説教では、管区長であるガブリエル・アンドレス・レンドン神父が、創立記念を振り返りながら、パウロ会の使徒職が現代において永遠の命をもたらすパンであると語りました。創立者アルベリオーネの言葉が思い起こされ、「祭壇ではイエスのパンが増し、印刷所ではイエスの言葉が増し広がる。しかし、この使命を果たすためには、祝福されたアルベリオーネの遺産を生き続けることが必要である」と強調されました。彼はまた、「聖なるミサの後に書き、その血がイエスの心から流れて私たちの心を満たし、溢れ出して読者に届くようにしましょう。成果は、あなたのペンよりも膝から、技術よりもミサから、学問よりも良心の吟味から生まれる」と述べました。

 ミサ後には、「パウロ会の霊性と癒し」をテーマにした講演が行われました。この講演では、「魂を渇望する者のために」という祈りが取り上げられ、罪によってもたらされた無愛と不正に対して、パウロ家族がより大きな愛をもって応えることが求められました。また、悪に立ち向かうために新しい生活を推進し、悪を予防することの重要性が説かれました。講演者は、「司祭の祈り」や「司祭のための祈り」を引用し、これを具体例として示しました。

 最後に、パウロ家族は伝統的な音楽を楽しみながらの食事で一日を締めくくりました。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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