書籍情報、店舗案内、神父や修道士のコラムなど。

海外ニュース

ローマ:上級長上会議が行われました

 2024年3月15日、聖パウロ修道会の上級長上たちが、3月14日から20日までの一週間、ローマで開催された上級長上会議に集まりました。

 この会議は、深い信仰と共同体への奉仕を中心に展開され、開会式のミサから始まりました。ミサはボグスワフ・ゼーマン神父によって執り行われ、彼は参加者に対し、聖体がすべての出会いの核心であることを強調しました。

 会議の最初の日には、総長ドメニコ・ソリマン神父が歓迎の辞を述べ、修道会総会以来の歩みと各地域での成果の共有の重要性を強調しました。彼はまた、会議を希望の共有と異なる宗教コミュニティや教会の指導者たちとの接触の機会と位置づけ、現在の変革期における深い組織的、精神的な変容を説明しました。

 会議の光となったのは、ジャコモ・ペレーゴ神父とロッサノ・サラ神父による二つの講演でした。ペレーゴ神父は、ローマ人への手紙第12章を通じて、キリスト教徒の生活における神の恵みの影響を探求し、教会の一体性と慈愛による生き生きとした共同体の重要性を説きました。一方、サラ神父は、現代の決定的な困難と宗教的コミュニティの中で識別の過程における困難に焦点を当て、初期キリスト教におけるシノダリティの重要性を強調しました。

 参加者は、言語別のグループに分かれての深い対話を経て、それぞれの考えや感じたことを分かち合いました。この日の終わりには、真の光であるイエス・キリストの前で瞑想し、彼らの指導とコミュニティ全体の変革を祈りました。

 会議は、信仰の深まりと共同体内の絆の強化を目指し、変化の時代を共に歩む長上たちの姿を浮き彫りにしました。

 この会議には、日本から鈴木信一管区長が参加しています。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

  1. 癒しと祈りに根ざす使命(年間第一水曜日)

  2. 湖上の奇跡と恐れを超える信仰(主の公現後水曜日)

  3. 『うつ』と共に歩む待降節 第4回(全4回):「闇を超える光と希望—闇の中での神の働き」

RELATED

PAGE TOP