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カトリック入門

「カトリック入門」 第29回 祈りについて【動画で学ぶ】

序)いろいろな宗教に「祈り」がある。

 「漢字」からくる意味は「神に願う」
 ラテン語では「オラツィオ」が使われ、対話、会話の意味。
 アジアとヨーロッパでは、祈りの捉え方が違うかもしれない。
 井上洋治神父さんは、「祈りとは日向ぼっこ」と表現しています。つまり、神様のあたたかなまなざしを全身に浴びて、その中にそっとたたずむこと。

• 祈りとは?

 要理書には「祈りとは、神を礼拝し、神のご恩に感謝し、罪のゆるしを願い、恵みを請い求めるために、心を神に上げて、神と語り合うことです」と記されている。
 「神と語り合う」というように、神との対話、会話にアクセントがある。
 礼拝、賛美、感謝、ゆるし、願い(嘆願)
 詩編の中に、これらの要素が入っている。
 賛美だと、詩編8,19など
 感謝だと、詩編40、138など
 嘆願(願い)だと、詩編5~7、63~64など
 ゆるしだと、詩編51(罪のつぐない)

• 新約聖書の中で

 礼拝:マタイ11・25
 感謝:一テサ5・18
 ゆるし:ルカ18・13
 願い:マタ7・11

• 祈祷書

 「カトリックの祈り」(サンパウロ): 伝統的な祈りが入っている。文語体もあり、リズムがよい。
 「日々の祈り」(中央協議会):「教会の祈り」を参考にしたものがある。

• その他の祈り

 「ロザリオの祈り」
 「十字架の道行」
 「コロンチナ」
 「ノベナ」
 「連願」(連祷)

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