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カトリック入門

第238回 第四の掟「家族に関する神の計画」【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

序)夫婦共同体は配偶者の同意の上に成立しています。結婚および家族というものは、夫婦の幸せや子供の出産と教育とを目指すものです。夫婦愛と子どもの出産とによって、同じ家族の成員の間での相互のかかわりや大切な責任感が構築されるのです。

1 家族に関する神の計画
*結婚によって結ばれた男女は、子どもたちと一つの家族を作ります。この制度は公権が認める前に存在しており、公権としてはそれを認めざるをえないものなのです。近親関係に関するさまざまな形態というものは、通常は家族を基準として考えなければなりません。
*神は男と女とを造り、家族を定めて、これに基本的構造を与えられました。家族の成員はそれぞれ等しい尊厳を持つ人格です。家族にはその成員や社会の共通善に対する、さまざまな責任と権利、ならびに義務があります。

2 キリスト教的家族
*「キリスト者の家庭は、教会的交わりの特別な啓示であり、実現です。そのために『家庭教会』と呼ばれるべきです」。(ヨハネ・パウロ二世の使徒的勧告『家庭―愛といのちのきずな』21番)。それは信仰・希望・愛の共同体であり、新約聖書に明示されているように、教会の中で特別な重要性を持つものです。
*キリスト教的家族は人格同士の交わりであり、聖霊における御父と御子との交わりを示すもの、その似姿なのです。子どもの出産と養育という行為は創造主である御父のみわざの反映です。キリスト教的家族はまた、キリストの祈りと犠牲とにあずかるよう召されています。毎日の祈りや聖書朗読を通して、家族愛が強められます。キリスト教的家族は福音を告げ知らせる宣教者です。

3 家族と社会
*家族は、社会生活の第一細胞です。夫と妻とが愛においても子どもにいのちを与えることにおいても互いに自分を与え合うようにと召されている、自然な社会です。家族内での権威と安定と共同生活とが、社会における自由と安全と友愛との土台となっています。家族とは、幼いころから道徳的価値を学ぶことができ、神を敬い、自由を善用し始める共同体です。家族生活は、社会生活のための学び舎です。
*家族は、その成員が若い人や年輩者、病人、身体障害者や貧しい人々などのことを思いやり、その世話をすることを学べるような生き方をしなければなりません。時によっては、このような援助を提供できない状況にある家族も多々あります。そのような場合には、他の人々や他の家族、または補完的な役割を持つ社会が、助けを必要とする人々の世話をしなければなりません。「みなしごや、やもめが困っている時に世話をし、世の汚れに染まらないように自分を守ること、これこそ父である神のみ前に清く汚れのない信心です」(ヤコブ1・27)。
*家族は適切な社会的な手段によって援助され、擁護されるべきです。家族が自らの役割を果たすことができない場合には、他の社会的団体がそれを助け、家族制度を維持する義務があります。しかし、補完性の原理に従い、家族より大きな共同体は家族の権限を侵害したり、生活に干渉したりしないようにすべきです。
*第四の掟は、社会におけるさまざまな関係に光を当ててくれます。私たちは兄弟姉妹が同じ両親の子どもであることを、いとこたちが同じ祖父母の孫であることを、同法たちが同じ祖国の子どもであることを、受洗者が母なる教会の子どもであることを、全人類が、「私たちの父」と呼ばれることを望まれるからの息子や娘であることを知っていますこのことから分かるように、隣人と私たちとの関係というものは、人格的なものとして理解されているのです。隣人とは人間集団の中の「一個人」ではありません。はっきりと分かっているかかわりに基づいた特別な留意と尊敬とに値する、「だれか」なのです。

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