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カトリック入門

第248回 第六の掟「夫婦の愛」【動画で学ぶ】

1 夫婦愛
*性的特質は夫と妻による夫婦愛のために向けられています。結婚における夫婦の交わりは、精神的交わりのしるしならびに保証となるものです。受洗者同士の結婚の絆は、秘跡によって聖化されます。
*「男女が配偶者のみとの限られた固有の行為を通じて自分を互いに与え合う性は、決して生物学的はものではなく、まさに人間の最も深い存在そのものにかかわるものです。性というものが、死に至るまで男女が互いに自身のすべてをささげ合う愛の統合された部分であるなら、それはまことに人間らしい仕方で実現されているのです」。
*トビト8・4~9には、次のように記されています。
 「トビアは寝床から起き上がり、サラに言った。『愛する者よ、起きなさい。二人で主に祈り、主がわたしたちをあわれんで救ってくださるように願い求めましょう』。そこで彼女も起き上がり二人は主の救いを求め始めた。トビアは祈っていった。『わたしたちの先祖の神よ、あなたは……たたえられますように。……あなたはアダムを造り、また、彼の助け手、支え手として妻エバをお造りになりました。そしてその二人から、人類が産まれてきたのです。そのとき、あなたはおおせられました。「人が一人でいるのはよくない。彼のために、彼と同じような助け手を造ろう。」今わたしは、この人を、情欲に駆られてではなく、み旨に従ってめとります。どうか、わたしとこの人をあわれみ、わたしたちがともに年老いていくことができるようにしてください。』二人は一緒に『アーメン、アーメン』といった。そしてその夜は眠りに就いた」。
*「夫婦を親密に清く一致させる行為は正しく品位のある行為です。夫婦の行為が真に人間らしい方法で行われるならば、相互の与え合いを意味し、これを育みます。夫婦はこの相互の与え合いによって、喜びと感謝のうちに互いを豊かにします」。性は喜びと楽しみの泉です。
*夫婦の生活によって結婚の二つの目的、つまり、夫婦自身の幸せと生命の伝達という目的が達せられます。もし、結婚のこの二つの意味または価値を切り離すなら、夫婦の霊的生活をゆがめ、結婚の幸せと家族の将来とを危うくすることになります。したがって、夫と妻による夫婦愛には忠実さと出産という二つのものが求められるのです。

2 夫婦の忠実さ
*夫婦の双方によって、「創造主によって設立され、法則を与えられた」「生命と愛の深い共同体」が作り上げられます。「それは結婚契約すなわち本人自身の、撤回できない同意を基礎とする」ものです。双方が互いに自らを決定的に、余すところなく与えあいます。もはや二人ではなく、ただ一つのからだとなります。夫婦が自由意志をもって結んだ契約が、両者にこれを唯一・不解消の契約として守る義務を課すのです。イエスは、「神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない」(マルコ10・9)と教えておられます。
*忠実とは、約束したことをあくまでも守り通すことです。神は忠実であられます。結婚の秘跡は、夫と妻をご自分の教会に対するキリストの忠実にあやからせてくれます。二人は夫婦間の貞潔をまもることを通して、人々の前でこの神秘の証人となるのです。
*聖ヨハネ・クリゾストモは若い夫たちに、自分の妻に次のような話をするように勧めています。「僕は君を僕の腕に抱いた。僕は君を愛し、自分のいのちよりも大切に思っている。現世はうたかたなのだ。僕が熱烈に希望していることは、あの世でも決して君と離れることなく一緒に生活できるように現世を過ごすことであり、そのためならば何でもする覚悟がある。……僕は君が喜ぶことは何でもしたいと思っている。僕の考えが君の考えと違っているなら、これ以上に苦しいことはない」。

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