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カトリック入門

第239回 第四の掟「家族の成員の義務」【動画で学ぶ】

序)子どもとしての義務、両親としての義務があり、今回は子どもとしての義務にスポットを当てたい。

1 子どもたちの義務
*神の父性が人間の父性の源泉です。両親が敬われる根拠はここにあります。未成年者であろうと大人であろうと、子どもたちの父母への尊敬は相互を結ぶ絆から生まれる自然の愛情によって培われます。これこそ神の掟によって命じられているものなのです。
*両親への尊敬(孝行心)は両親に対する感謝の心から生じるものです。両親は愛と労働とによって織りなされる生活をささげて子どもをこの世に生み出し、その子どもたちが身体的にも、知識や情愛の面においても成長できるように努めてくれたのです。「心を尽くして父を敬い、また、母の産みの苦しみを忘れてはならない。両親のおかげで今のお前があることを銘記せよ。お前は両親にどんな恩返しができるのか」(シラ7・27~28)。
*孝行心は、真の素直さと従順によって表されます。「わが子よ、父の戒めを守れ。母の教えをおろそかにするな。…それはあなたの歩みを導き、あなたが横たわる時見守り、目覚めればあなたに話しかける」(箴言6・20~22)。「子は父の諭しによって知恵を得る。不遜な者は叱責に聞き従わない」(箴言13・1)。
*子どもが両親の家で暮らしている間は、わが子の幸せを思って両親が命じるすべてのことに従わなければなりません。「子どもたち、どんなことについても両親に従いなさい。それは主に喜ばれることです」(コロ3・20)。子どもたちはまた、自分たちの教師や両親が子どもたちを委託したすべての人々の妥当な命令に従わなければなりません。
 子どもは大きくなっても両親を尊敬し続けるべきです。両親の望みに自ら進んで従い、進んで助言を求め、正当な諭しを受け入れるべきです。両親への従順の義務は子どもが後見から解除される時に終わりますが、尊敬の義務のほうはいつまでたってもなくなるものではありません。というのは、その根拠が、聖霊の賜物の一つである神への畏敬にあるからです。
*第四の掟は、成人した子どもたちに両親に対する責任を思い起こさせてくれます。彼らは両親の老後や、病気・孤独・悲しみなどに際して、できる限りの物的・精神的援助の手を差し伸べなければなりません。イエスはこの感謝の義務について語っておられます。(マルコ7・10~12)
*聖書のことば
 「主は、子に対する権威を父に授け、子が母の判断に従う義務を定めておられる。父を尊べば、お前の罪は償われ、同じく、母を敬えば、富を蓄える。父を尊べば、いつの日か、子どもたちがお前を幸せにしてくれる。主は、必ず祈りを聞き入れてくださる。父を敬う者は、長寿に恵まれ、主に従う者は、母を安心させる」(シラ3・2~6)
 「子よ、年老いた父親の面倒を見よ。生きている間、彼を悲しませてはならない。たとえ彼の物覚えが鈍くなっても、思いやりの気持ちを持て。自分が活力にあふれているからといって、彼を軽蔑してはならない。……父を見捨てる者は、神を冒瀆する者、同じ母を怒らせる者は、主に呪われている者」(シラ3・12~13)
*孝行心は家族生活全体の調和を生み出し、兄弟姉妹の関係にも影響を与えます。両親への尊敬は家庭環境を明るくします。「孫は老人の冠、父は子らの輝き」(箴言17・6)。「いっさい高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに……《一致を保つように務めなさい》」(エフェ4・2)
*キリスト者は、自分たちを信仰の賜物や洗礼の恵み、そして教会生活に導いてくれた人々に特別の感謝の念を抱くべきです。これらの人々の中には両親、その他の家族、祖父母、司牧者、カテキスタは他の教師、あるいは友人などがいることでしょう。「わたしはあなたが抱いている純真な信仰を思い起こしています。その信仰は、まずあなたの祖母ロイスと母エウニケに宿りましたが、それがあなたにも宿っていると、わたしは確信しています」(二テモテ1・5)

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