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カトリック入門

第127回 神の摂理【動画で学ぶ】※レジュメ字幕付き

*「摂理」とは、『広辞苑』に「➀すべてをおさめること。②代わって処理すること。③キリスト教その他の宗教で、神が人の利益をおもんばかって世の事すべてを導き治めること。④自然界を支配している理法。」
*ラテン語では、providentiaと表現される。Proとvidereの合成語?
 「〇〇のために見ること」?

1 神の摂理
*神が定めた、これから到達しなければならない究極の完成に「向かう途上」にあるものとして造られた。神がご自分の被造物をこの完成に向かって導かれるはからいのことを「摂理」と呼ぶ。
*「神の前には隠れた被造物は一つもなく、すべてのものが、その眼には裸であり、露です。この神の前で私たちは総決算しなければなりません。」(ヘブ4・13)
*聖書において、摂理のはからいは具体的・直接的であり、ささいなことがらから世界と歴史の大きな出来事に至るまで、全てを配慮する。
*イエスは、小さな必要にも心を配られる天の御父の摂理に対して、子としての信頼を寄せるように求めておられる。「『何を食べようか』『何を飲もうか』と言って、思い煩うな。あなたがたの天の父は、これらのものが皆あなたがたに必要なことをご存じ。神の国と神の義を呼び求める。
*神は人間に地を従わせ、支配する責任を委ね、摂理に自由にさせることができる「調和の必要性」を解く。

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