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カトリック入門

「カトリック入門」 第19回 愛について【動画で学ぶ】

序)「愛」とはなんだろうか?
 「愛」の反対は?
  アシジの聖フランシスコは、「愛の反対は憎しみ」
  マザーテレサは「愛の反対は無関心」と表現した。

1)「愛」という表現
 ギリシア語では四つの表現
 ・エロース(性愛)
 ・ストルゲー(親子の愛)
 ・フィリア(友愛)
 ・アガペー(慈愛/神の愛)
 漢字では「心を受ける」

2)旧約聖書の中で
 人類を創造する業には、神の愛がはっきりと伺える。神は人間にあふれるほどの愛を与える。
 ところが人祖はその愛を踏みにじってしまい、罪が生じる。
 そのときから、神の愛は罪人である人間に対する憐れみへと深められていく。
 神は異教徒の中からアブラハムを選び、友とする。(イザ41・8)
 愛するひとり子イサクをいけにえとしてささげるように神は命令する。(アブラハムの信仰)創世記22章
 イスラエルへの無条件の愛(申7・7~8)
 預言者たちも神の腹心の友である(アモ3・7)

3)新約聖書の中で
 愛する子であるイエスの中に、神はその愛を表していく。(ロマ8・39、一ヨハ4・9)
 「神は独り子を与えるほど、この世を愛した」(ヨハ3・16)
 イエスの存在そのものが、神の愛の具体的な啓示であった。
 イエスは全生涯を通して、世の人々のために全面的にささげる。(マルコ10・45)
 神の愛は、イエスの十字架上での死によって、最高度に示される。
 十字架を自由に受け入れる。でも人々からは見放され、孤独を体験する。=最大の愛を示す(ヨハ15・13)
 人類一人ひとりのために与えつくす。(マルコ10・45、二コリ5・14~15)
 「神は愛である」(一ヨハ4・8)
 「愛の賛歌」(一コリ13・4~8)

4)その他
 愛とは「イエスを眺めなさい。イエスの生き方、死に方に倣いなさい」
 愛のある人は、悪人の仕業のためには憎まれる。
 日本26聖人の殉教において(パウロ三木のことば)

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