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フィリピン:マイケル・グーナン神父による黙想会が行われました

 2024年の黙想会に際し、フィリピン・マカオ管区は、SSPオーストラリアの代表であるマイケル・グーナン神父を招き、2回に分けて黙想会参加者に講話をしてもらうことになりました。今回の黙想会のテーマは「主は彼らの心を開いて聖書を悟らせた」(ルカによる福音書24章45節)です。会場はタガイタイ市にある善き牧者会のメリーリッジ黙想所です。

 8月1日から6日まで、25人の黙想者が参加した第1グループ、8月10日から15日まで、32人の黙想者が参加した第2グループがそれぞれ黙想を行いました。マイケル神父は毎日2回の講話をされました。午前中は、師イエスがどのようにして創立者の心を聖書理解へと開いたかという、アルベリオーネの霊性について焦点を当てました。アルベリオーネ神父は、人生の危機を通して、イエスを真理として、そして道であり真理であり命であるお方として、そして最後に善き羊飼いとして理解するに至りました。午後の会議では、イエスが福音書に登場するさまざまな人物と出会ったことに焦点を当て、次のようなガイドとなる質問を投げかけました。「何(誰)を捜しているのか?」「あなたのために私に何をして欲しいのか?」「あなたは私を誰だと言うのか?」「あなたは良くなりたいのか?」「なぜあなたは恐れているのか?」「あなたは私を愛しているのか?」といったガイドとなる質問が引き出されました。

 また、参加者は、聖体訪問と夕べの祈りに参加するため、カヴィテ州シランのセントポール神学校(SPSF)を訪れました。夕食は、お互いを知る機会となりました。グーナン神父は、「隣人」たちと一緒にいられて嬉しいと語りました(オーストラリアは飛行機で7時間ほどの距離ですが、フィリピンに最も近い管区です)。

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大西德明神父

聖パウロ修道会司祭。愛媛県松山市出身の末っ子。子供の頃から“甘え上手”を武器に、電車や飛行機の座席は常に窓際をキープ。焼肉では自分で肉を焼いたことがなく、釣りに行けばお兄ちゃんが餌をつけてくれるのが当たり前。そんな末っ子魂を持ちながら、神の道を歩む毎日。趣味はメダカの世話。祈りと奉仕を大切にしつつ、神の愛を受け取り、メダカたちにも愛を注ぐ日々を楽しんでいる。

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