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会員たちのコラム

ベトナム・ヴィン教区での世界召命祈願の日 洗川修一修道士

 2022年5月8日の世界召命祈願の日にあたり、今回はベトナム北中部にあるゲアン省に出かけ、ヴィン教区主催の召命の集いに参加して修道会紹介をする機会を得ました。青少年たち約3,000名、その他司祭、修道者など約2,000名が集まり、紹介するグループ数も35団体という大規模なものでした。

 会場となったのはパドバの聖アントニオに因んだ巡礼地にもなっている所で、巡礼目的で訪れてきている方々もいて、小さな聖堂にはひっきりなしに祈る人たちがいました。私たち紹介者たちはその広い前庭に設置された大きなテントと舞台の周りを囲むように小さなテントを張り、舞台でのプログラムの合間を縫って、パンフレットを配りながら青年たちとの交流を行いました。

 私たちのターゲットはもちろん青年男子であるが、どちらかというと青年女子の数が上回っている感じでした。テントにはパンフレットの他にお菓子や果物を準備していて小さな子供たちのためにあらかじめホーチミンからトランク一杯のお菓子を持って来ていました。果物類は現地のスッタフからの差し入れでした。

プログラムは午前7時半から始められ、後片付けが終了したのは夕方6時くらいになっていました。最初にヴィン教区の司教様の講演があり、次に青年たちと司教、司祭、修道女との対話と続き、アトラクションもたくさん組まれ歌や踊りが繰り広げられました。シスターたちの修道服で踊る姿はひときわ違っていました。

 修道会紹介は予定よりも早くお昼前から始められ私たちの順番は中ほどでしたが、鈴木神父さんの話しをポストランテのビエンさんが通訳していく形で進められました。舞台の左右のスクリーンには準備してきたビデオを流していたのですが、鈴木神父さんのいつもの調子の話しぶりが受けたのか随分と笑いを取っていました。ビエンさんも適当に通訳した所があったようで鈴木神父さんも苦笑いしていました。

 修道会紹介をされたシスターたちの中で、同じくホーチミンから来ていたエスコラピアス修道女会の3人のシスターがいましたが、終盤にかかったところで日本からベトナムに来られていることが分かりました。スペイン人の院長さんと2人のベトナム人シスターでした。3人とも上手な日本語で話されたのにはびっくりしました。

 この時を振り返ると、私たちのために現地でフォローしてくれた、現在大阪教区の神学生としてヴィン神学院で学んでいるトゥアンさんとサオさんには本当にお世話になりました。宿泊も神学院でしたので、院長様をはじめ神学生たちともミサや食事を共にすることが出来ました。1泊2日の短い時間でしたが充実した世界召命祈願の日でした。

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